タイフェス2023
タイフェス2023
4年ぶりのタイフェス、20万人~30万人と言われる代々木公園のタイフェスティバル。取引先のお手伝いに向かいました。
今年はバナナのたたき売りか、ドリアンの投げ売りか、私に何を売らせてくれるのか、、、。
★バイト野郎君に習う
とりあえず、バイト野郎君(タイ人高校生)と一緒に様子見ながらマンゴーを売り始める。
たくさんあるから、早く売ってしまうには、販売の回転率をあげる事だよな、うんうん。さぁタイのフルーツたちをたくさんの人達に買ってもらおう!
・
と、さっそくいろいろ言ってくるお客が。
客「ケースごと買うから半分ずつ2種類のマンゴー入れて欲しい。」
んんと、気持ちはわかるけど、奥の方だし、売る順番があるからこまる―。
(裏から選んで持ってくるの、まま時間かかるしな、、、。)
私は「すみません、すいている時ならできるんだけど」と大人の判断で言ってしまう。
すると諦めきれなさそうな客に、タイ人高校生が「できるかも!さがしてくる!」と!
「あうあう」できるって、あの、この日本のおじさんの立場は、、、。
そんでもってこの行列、俺がさばくんかーい!
しかし私は「はっ」とした。
回転率も大切だけど、こいつらは、目の前のはじめての客に親切にしている、、、。。
5分間他の客対応が少し遅れ、その時間の売り上げは損したかもしれない。
それがどうしたのか!
日本人が忘れていた何かを、私に思い起こさせてくれたのだ!
あーりーがーと!コプーンカ!
「お客さん、そんな事は聞いてあげられまへんで」
「わがままいうたらあかんで」
という、スタンスそれを通してしまったら、人として大切なものを無くしてしまうところだった。
その後の私の対応ぶりったら、すばらしい成長っぷりだった。
この感動的なエピソードをわざわざ公表する。
その1
離れた待ち合わせ場所まで持ってきてほしいというばあちゃん、私はもちろん運んだ。
(駐在員の妻として行っていたらしい。70代後半、道中額に汗をかきながらずっと話し続ける)
ばあちゃんは帰り道に友達と重いマンゴーケースを持って御礼を言いに寄ってくれた。
帰り道こっちなら、置いときゃ良かったのに(・_・;)
その2
宅急便でココナッツを送りたいから箱欲しい。という50代?のおばちゃん。見栄えは悪いけど、カッターでぴゃぴゃぴゃと切ってガムテープでびゃびゃっと作ってあげたら仏さまを見るような顔で私にありがとうと言ってくれた。
しかし、タイフェス対応の見本を見せてくれたバイト野郎君のおかげで私はとてもすがすがしい気持ちになれた。
ありがとな。
★ヤングココナッツ担当
「これを売りたいのよ!」
少し厳しい顔でボス(女性)が直々に私に言いにくる。
ボスは怒らないが迫力がある。
そう、今年の担当はヤングココナッツに決まった。
隣では、タイ人男性が、固いココナッツの殻を出刃の裏側でかっつんかっつんやって穴をあけ、ストローを差し、私は、最新バージョンのヤングココナッツを隣で担当。
何が最新かは以下をご覧ください。
ちなみに4年前は長男が、ココナッツ担当していた!
最新のココナッツとかっつんかっつんココナッツと、どう違うの?
たくさんの質問にいちいち答えるのも楽しい。
要はココナッツの毛を焼いて持ってきたのと、毛のある状態でストローさせる状態に加工したものの違い。なのだった!!中身はおんなじ!
800個くらい穴開けたかも、手のひらが痛い。
あと蓋のしーるはがす時に爪がふかづめっぽくなった。
★アイキャンノットスピークThailand
「ジャパニーズ?」「タイランド?」よく聞かれた。
タイの方はもちろん、世界の方もたくさん来た。
聞かれれば、
「アイキャンノットスピークThailand」って、答えてたんだけど、
เท่าไหร่สำหรับ 3? (3個でいくら?)
いきなりタイ語で聞かれて、あたふたして
「ノー、タイ語」
言ってもうた。
果たしてこれは何語なのか?タイ人もびっくりである。
なんか、日本の有名な広告の「ダメ、絶対」みたいな感じになってしまった。
言ったあとで自分でおかしくて笑いながらココナッツの蓋を開けていた。
♡いやんいやんお姉さん
※ここから先は18禁でお願いします。
肩丸出しの服(チューブトップ?)でバストをぶるんぶるんさせたお姉さんが、「ゴミ、ゴミ。」と持ってきた。
目のやり場に困る状態だ、、、
他の客のゴミはみんなに断ってきたのに、この女性だけ特別扱いしてはいけない、、。。
いかんいかん、胸のあたりは見てはいかんいかん。
あっちに持って行ってと、ゴミステーションを指さす。
※豆知識
書いてて気づいたけど、ステーション⇒捨て所(ん) か!すばらしいネーミング!
しかし、ほろ酔いタイ人お姉さんは、おさまらない。
「いやんいやん」と、ぶるんぶるんさせながら、捨てたくない!と店頭で猛アピール。
いやんいやんだけでもおかしくなりそうなのに、ぶるんぶるんて、、。
もういろんな意味で困ってしまいました。
何度、受け取ってあげようかと、、、。
☆彡ついに私は奥の手を思いついた。
ラグビースクールの子供が来た時のために、うまい棒をあげたのだ。特別にあなただけよと言って。
ダメダメと言ったあなたが、「わたしだけね、内緒ね」とようやく諦めてもらえた。
私はぶるんぶるんに負けなかった!!(自慢)
というか、うまい棒すごい!
★来てくれた人たち
次男のラグビースクールの友達、わくわくラグビーの桜太君、その他女性ファンの皆様(ほんと)、来てくれて本当にありがとうございました。
朝7時から夜20時くらいまで×2日間、疲れないわけないけど楽しかった。
★おまけ
①「おじさんに会った事あるわ!覚えてる覚えてる!」
という女性2人組が来ました。
嬉しかったけど、お嬢さんたち、たぶん俺とそんなに年齢差ないんじゃない?、、、
②麦茶とかコーラとか、売店に買いに行って腕に抱えて並んでたら、アジア系のお母さんが、ビニール袋どうぞと渡してくれた。
とても幸せでした。御礼にハイチューをあげました。
タイのスタッフは立ちっぱなしで働いていましたが、皆優しく周りに気遣い、すばらしいなーと思いました。まかないも美味しかった。ありがとうございました。